人生100年時代が到来しています。
理由は単純で、社会が豊かになったことで十分な栄養が簡単に手に入るようになり、医療や科学が進歩したことで多くの病気が治るようになり、寿命が年々延長しているからです。
とはいえ、寿命が伸びるのは良いことばかりではありません。
年金2000万円問題が大きな波紋を呼んだのはつい最近のことです。
人生は長く険しいものだということは理解していても、具体的に『定年後にお金が不足する』と聞くとゾッとしますよね。
そこで今回は、人生100年時代の生存戦略として、『人生100年時代の働き方』を考えてみたいと思います。
ライフシフトにみる生存戦略
ライフシフトという本がベストセラーになっています。
非常に有名な本ですので、すでに読んだことがあるという方も多いのではないでしょうか。
ライフシフトには、『人生100年時代では従来の3ステージモデルが機能しなくなる』という事実が記されています。
3ステージモデルとは?
ライフシフトが指摘している3ステージモデルというのは、『就学→就業→リタイア』という“一般的な”生き方です。
20代前半までは学業に専念し、20代から60代まで働き、貯蓄したお金で60代からの余生を過ごすというものです。
従来、この生き方は非常に合理的でした。
なぜなら、『20年間生きればよかった』からです。
就業期に家族を作り、家を買い、リタイア後の貯蓄をし、貯めた資産で残りの20年を過ごす。
過度な消費をしなければ、退職金と年金で十分な人生を送れました。
日本は社会保障も充実しており、少ない費用で素晴らしい医療が受けられます。
しかし…
100歳まで生きなければいけないとなると話は変わります。
80歳から100歳までどう生きる?
65歳で退職すると仮定すると、100歳まで35年という途方も無い時間があります。
この期間に、貯めた貯金は底をつき、家のリフォームや建て替えが必要になります。
たとえお金が必要でも、“引退した70歳”を雇用してくれる企業はありません。
医療費も年々高騰しています。
従来であれば考えられなかったような治療が登場しており、一部の抗がん剤では、1回100万円の点滴を2週間毎に投与しつづける、というものまで存在します。(高額医療の助成が受けられます)
これが人生100年時代の現実です。
そんな人生100年時代にどうやって生きればよいのでしょうか?
変化を受け入れ『好きを収益化』する
最も重要なことは、時代の変化を受け入れることです。
50代・60代となると、なかなか環境の変化を受け入れられなくなります。
それが人間であり、仕方がないことです。
しかし、人生100年時代を生き抜くためには、まずは変化を受け入れるということが大切です。
変化を受け入れ、現代の働き方やツールを活用することで活路が見いだせます。
80歳のおばあちゃんのYouTubeが大人気
80歳のおばあちゃんがゲームをするというYouTube動画が大人気です。
このおばあさんは、もともとゲームをプレイするのが好きだったそうで、毎日ゲームをプレイしている動画をYouTubeに投稿したところ、現役世代の年収を遥かに凌駕する収益を手に入れるようになりました。
また、60代で引退したサラリーマンが毎日サーフィンをしている動画、ペットと散歩に行く動画、釣りをする動画などなど…
時代の変化や新しいテクノロジーを受け入れることで、自分の趣味や好きなことで『仕事ができる』ようになります。
長く働くヒントは会社の外にある
人生100年時代を乗り越えるためには、『長く働く』というのがポイントです。
長く働くためには、『好きなことを仕事にする』しか方法はありません。
嫌なことを60年続けられますか?
毎日毎日嫌だと感じることを20000日間続けられますか?
自分の好きなことを仕事にする方法を探してみましょう。
『脱サラして喫茶店を始める』ということではありません。
副業が推進されているこの時代、脱サラする必要なんてないのです。
サラリーマンとして安定した基盤を維持しながら、好きなことを仕事にする方法を考えることが重要です。
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50代でまだまだ体力がるうちに、自分の特技や趣味を活かす方法を模索してみてはいかがでしょうか?
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