100年を生きる

【健康への投資法】人生100年時代を健康に生きるには?

100年を生きる

人生100年時代という言葉があたり前のように使用されるようになりました。
漠然と「自分は100歳まで生きるのかなぁ」と感じている人も多いと思います。
もちろん中には、「100歳まで生きなくてもいい」「もう十分だ」と感じている人もいるでしょう。
しかし、『生きなくていいと考えたからといって、死を選ぶことはできない』という事実が存在します。
科学や医療は急速に進歩しており、結核、エイズ、がん、不治の病と言われている病気が次々に治るようになっています。

新たなウイルスや疾患は次々に出現しますが、おそらく人類は治療方法を発見するでしょう。
つまり、『本人の意志とは関係なく』、人生100年生きなければいけない時代になっているということです。
では、そんな人生100年時代を『幸せに生きる』にはどうすればよいのでしょうか?

健康寿命という考え方を学ぶこと

人生100年時代を幸せに生きるためには、『健康寿命』という考え方を理解する必要があります
健康寿命とは、過度な介護を必要とせず、自立して健康的に過ごせる時間のことです。
先にも述べたように、医療が進歩によって、さまざまな『延命治療』が可能になりました。
本人の意識や意思がなくなっても、チューブから酸素と栄養を送り込めば生き続けることができます。

医療デバイスによって『生かされる』人々

• 認知症によって本人は自分が誰なのかも分からない
• 寝たきりで食事が食べれないからチューブで栄養剤を送り込む
• 肺炎で呼吸ができないから気管を切開し酸素を送り込む
このような場合も、本人の意識や意思とは関係なく、医療の力によって延命治療が継続されます。
場合によっては、チューブなどの医療デバイスが装着されて状態で10年以上延命することも可能です。
この10年という寿命は、『健康的にはつらつと生きる10年』とは全く異なります。
つまり、私たちが重要視すべきは寿命ではなく、『健康寿命』なのです。

健康寿命をのばすには??

健康寿命をのばすためにできることは、生活習慣の改善です。
非常に小さなことですが、毎日の生活習慣を改善することが、自分の将来を大きく変えることに繋がります。
つまり、『将来の健康に投資する』ということです。
30代、40代、50代、60代で心身に受けたダメージは、その後大きな障害となって返ってきます。

こんな人はいませんか?

50代のサラリーマン、会社では大きな責任のある立場になり、アルコール量もタバコの本数も増えるばかり。
健康診断で血圧を指摘されているが、忙しくてなかなかクリニックにいく時間が作れない。
仕事の関係者と遅くまで飲み歩くこともしばしば。
家のローンも子供の受験も控えている。
日々のストレスを紛らわすために、またビールを飲んでタバコを吸う。

・・・

ドキッとした方もいるのではないでしょうか?
血圧が多少高くても、ビールを毎日のんでも、タバコを吸っても、すぐに体に不調が出現するわけではありません。
それどころか、一時的にストレスが取り除かれ、気分が良くなることすらあるでしょう。
しかし、これらの生活習慣は、確実に『健康寿命』を短くします。
寿命が短くなるのではありません。
『健康寿命』が短くなるのです。
これは非常に恐ろしいことです。
「早死したっていい」と言いながらタバコを吸っている人もいますが、残念ながら早死はできないのです。
医療の力で生かされます。
しかし、タバコによって肺は蝕まれていますので、『酸素チューブがなくては息ができません』。
普通に生活していても、水の中にいるような息苦しさを感じながら『生き続ける』のです。
繰り返しますが、これは非常に恐ろしいことです。

生活習慣が健康寿命をのばす

今回はあえて少し恐ろしい表現をしてみました。
しかし、これが現実です。
今の生活習慣が明日の健康を作るのではなく、『今の生活習慣が未来の健康寿命をのばす』のです。
人生の最後に食べたいものはなんですか?
死ぬ前の最後の晩餐が栄養剤や点滴になりたくないという人は、今すぐ生活習慣を見直しましょう。
バランスの良い食事をよくかんでゆっくりと食べること。
ウォーキングなどの軽い有酸素運動を毎日行うこと。
休肝日を設けること。
禁煙をすること。

これら全てが健康寿命への投資となります。
大切なのは健康寿命です。
寝たきりの100年と自立した100年。
どちらも人生100年、そんな時代です。

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