健康寿命という言葉を聞いたことがありますのか?
健康寿命とは『健康的に自立した日常生活を送ることができる時間（期間）』のことをいいます。
一般的に用いられる平均寿命（平均余命）とは『何年生きられるか』を示す指標であり、『どのように生きるか』については考慮されておりません。
一方、健康寿命は『どのように生きるか』が非常に重要であり、多くの介護や看護を必要とせずとも、自立して、健やかな日常生活ができる時間と定義されています。
科学や医療の進歩によって、多くの医療器具を使用すれば、本人の意識がないままに『生きる』ことも可能な時代になりつつあります。
心臓を機械に繋いで動かし、必要な酸素と栄養を送り続けることで『生きる』ことができます。
しかし、これが健康的な生き方かと問われると、心から賛成することは難しいですよね。
つまり、現代を生きる我々はが注目すべきは『健康寿命』であり、『より長く自立して健やかな日常を過ごす』ことです。
そこで今回は、健康寿命を延ばすため、百歳長寿を目指すためにおすすめな『老化防止』の方法を紹介します。
日常生活でも実践しやすいものを紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそも老化現象とは？
老化防止と聞くと、さまざまな美容関連製品が頭に浮かびます。
しかし、老化というのは体中の細胞に起こる現象であり、影響を受けるのは肌や髪などの美容的側面だけではありません。
免疫力が低下する
代謝が低下する
認知機能（脳の働き）が低下する
などなど
さまざまな老化現象は体中に出現します。
老化が始まる時期には個人差がありますが、一般的には40代を過ぎると、細胞が徐々に老化していき、次第に無理がきかなくなってくるといわれています。
しかし、食事や運動など、日常的に意識してアンチエイジングを取り入れている人は老化現象を遅らせられる可能性があります。
そこで、日常的にも実践しやすいアンチエイジングや老化防止の方法を紹介します。
老化防止におすすめな食事
細胞の老化には『酸化』という現象が大きく関与しています。
活性酸素とよばれる物質によって細胞が酸化されることで老化が進行します。
そのため、活性酸素を阻害し、酸化を抑制する効果があるものを摂取することで、老化のスピードを遅らせられる可能性があります。
ビタミンC
ビタミンE
ポリフェノール
ミネラル
などなど
これらの栄養素には、細胞の酸化を遅らせる『抗酸化作用』があることが知られています。
そこで、これらの栄養素を豊富に含む食品を普段の食事に取り入れることで、アンチエイジング効果が期待できます。
おすすめな食品
野菜・きのこ・海藻類のビタミンやミネラル
大豆イソフラボン
ナッツの植物性たんぱく質とミネラル
プルーン、あずき、カカオ、お茶などのポリフェノール、などなど
これらの食品の他にも、ミネラルを豊富に含んでいる『硬水ミネラルウォーター』などもおすすめです。
老化防止におすすめな運動
老化防止やアンチエイジングのためには運動（エクササイズ）が欠かせません。
しかし、息が上がるほどの激しい運動や、太陽の光が激しい日中の運動は、逆に老化を早めてしまう恐れもあります。
そのため、ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの有酸素運動を中心に行いましょう。
ウォーキングなど軽めの運動には、抗酸化物質のはたらきを高める作用があるといわれています。
細胞の酸化を防ぐことで、アンチエイジングや老化防止につながります。
そのため、少し息が上がるくらいの運動（ウォーキングなど）をできるだけ毎日行うことが重要です。
アンチエイジングで健康寿命を伸ばしましょう！
アンチエイジングや老化防止の習慣は『毎日継続する』ことが重要です。
1回歩いたからといって健康にはなりませんし、1食だけヘルシーな食事にしたところでアンチエイジングにはなりません。
出来るだけ毎日、より長く継続することが重要です。
健康寿命をできるだけ延長できるように、健康な日常をより長く過ごせるように、ライフスタイルを見直してみましょう。
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