人気のダイエット方法のひとつである『糖質制限ダイエット』は、ローカーボン（ロカボ）ダイエットなどともよばれ、世界中で注目されています。
糖質制限ダイエットは、その名の通り糖質を徹底的に制限することで、体内の『脂肪』を分解するというダイエットメソッドです。
今回は、そんな糖質制限ダイエットの効果を紹介しながら、糖質制限ダイエットの注意点を解説します。
・糖質制限ダイエットが気になっている
・ダイエットに失敗し続けている
・激しい運動をせずに痩せたい
・などなど
こんな悩みがある方は、ぜひ最後までお読み下さい。
糖質制限ダイエットが効果的な理由は？
太るという体型の変化には、『インスリン』とよばれるホルモンが関係していることが分かっています。
インスリンは体内で血糖値を下げる役割をしています。
そのため、このインスリンの働きが悪くなることで、糖尿を発症する可能性があります。
インスリンは生体の維持に重要な働きをしており、人間が生きるためにはなくてはならない必須のホルモンです。
しかし、そんなインスリンにもデメリットはあります。
インスリンによって、体が脂肪を蓄積しやすくなるのです。
インスリンが太る原因？
インスリンは血糖値を下げる働きがあると解説しました。
もう少し具体的に説明すると、インスリンは『血液中の糖分を細胞に吸収することで血糖値を下げる』働きをしています。
つまり、血液中の糖分を細胞内に『脂肪』として溜め込むことで、血液中の糖分を抑え込むという働きです。
このように、インスリンの働きによって、血液中に余っている糖分が脂肪として蓄積されてしまうのです。
そのため、インスリンの分泌量を減らすことができれば、太りにくい体を作り上げることができます。
糖質制限によってインスリンの分泌量を減らすことが可能
糖質制限を行うことで、血糖値の上昇を抑えることが可能です。
血糖値が上がりにくくなれば、インスリンが分泌されにくくなり、結果的に脂肪の蓄積が少なくなります。
エネルギーとして脂肪を使用する
また、血液中の糖質が少なくなると、エネルギーとして糖質が利用できなくなるため、もともと体に蓄積している脂肪を分解してエネルギーへと変換します。
脂肪がエネルギーとして利用されるため、必然的に体脂肪の量は減少します。
このように、糖質を制限することで、脂肪が蓄積しにくい体になるだけではなく、体内の脂肪が分解しやすい体質になります。
これが糖質制限ダイエットの効果です。
糖質制限ダイエットの注意点
しかし、そんな糖質制限ダイエットにも注意点が存在します。
それが『リバウンド』です。
糖質制限は非常に効果的なダイエット方法のひとつです。
しかし、とてもリバウンドが起こりやすいダイエットでもあります。
本来糖質は、エネルギー源として必要な栄養素であり、血糖値が下がりすぎることで『低血糖』という症状を発症します。
低血糖は、めまいやふらつき、場合によっては意識障害までが出現する極めて危険な症状です。
つまり、糖質は人間にとって必要不可欠なものであり、それを無理やり減らすということは、人体にとって大きな負荷をかけることになります。
ざっくりと言ってしまえば、『無理をしている状態』になります。
そのため、過度な糖質制限によって、『体が常に糖質を求めている状態』に陥ってしまい、次に糖質を摂取した時には、『急激に糖質を吸収してしまう』ようになります。
このように、糖質制限によって、『糖質を吸収しやすい体』が形成されてしまいます。
これが糖質制限ダイエットにリバウンドが多い理由です。
糖質制限ダイエットは効果的！でも…
糖質制限ダイエットは非常に強力なダイエット手法のひとつです。
しかし、方法を間違えると、急激なリバウンドを起こしてしまう可能性があります。
ダイエットの後に普通の食事に戻すときには、ゆっくりと糖質の量を増やしていく必要があります。
糖質制限ダイエットは、『終わり方が難しい』ダイエットだということを知っておきましょう。
繰り返しますが、ダイエット効果は非常に強力です。
やり方さえ間違えなければ、他のダイエットよりもスムーズに痩せられる可能性があります。
糖質制限を行うときには、『まあいいか』にご注意下さい。
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