健康関連

血液を調べて病気を未然に防ごう!血液検査で分かる健康状態!

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病院や健康診断で行われる検査の中でも、非常に多くの情報が詰まっているのが『血液検査』です。
レントゲンやCTなどの画像検査も重要ですが、何よりもまずは血液検査です。
血液検査で分かることは非常に多く、たとえ本人に自覚症状がなくても、血液検査によって病気を早期発見できる場合もあります。
そこで、『血液検査で分かる健康状態』について分かりやすく紹介していきます。
血液検査の結果と照らし合わせながらご覧ください。

血液検査ってどんな検査?

血液検査とはその名の通り『血液』を検査します。
採血をして血液の成分を調べることで、様々な体の状態を知ることができます。
血糖値などの基本的な情報だけではなく、アレルギーの情報(何に対してアレルギー反応を起こしやすいか)、腫瘍マーカー(腫瘍細胞が体の中に存在するかどうか)など、血液検査でもかなりの情報を知ることができます。
検査の内容によって必要な時間は異なりますので、詳細は医療機関にお問い合わせください。

血液検査結果の注意事項!

血液検査の結果を『基準値』と照らし合わせることで、病気の診断を行うことができます。
• 糖尿病
• 脂質異常症(高脂血症)
• 肝疾患
• 腎疾患
• 電解質異常
• 栄養状態
• などなど
血液検査だけでも様々な病気を診断することが可能です。
しかし、基準値から外れているからといって、必ずしも病気だということではありません。
特に、血液の成分である白血球や赤血球、血小板などの数値は個人によってばらつきが大きいです。
そのため、基準値から外れているからといって、極端に心配をする必要はありません。

代表的な血液検査項目は?

ではここからは、血液検査の具体的な内容を紹介していきます。
少し専門的な言葉が多くなりますが、難しいことではありませんので安心して下さい。

総タンパク

血液中のタンパク質の量を示しています。
総タンパクは高くても低くてもいけません。
低い場合には、ネフローゼ症候群や低栄養状態が疑われ、極端に高い場合は、多発性骨髄腫とよばれる病気などの可能性があります。

AST(GOT)・ALT(GPT)

ASTやALTという検査項目は、肝臓の機能を測定するための指標です。
ASTやALTが高値を示している場合は、肝機能が低下していることが推測されます。
肝機能以外にもこれらの数値が高くなることはありますので、この値だけで肝機能障害の有無を把握することはできませんが、ASTやALTが高い人は肝機能について詳しい検査が必要になる場合があります

γ-GTP

γ-GTP(ガンマ-ジーティーピー)も肝臓の機能を表す検査値です。
特にアルコール性肝障害ではγ-GTPの値が高くなる傾向があります。
過度な飲酒の心当たりがあり、γ-GTPが高いという人は、飲酒習慣を見直してみる必要があります

クレアチニン(血清クレアチニン)

クレアチニンは腎臓の機能を表す検査値です。
クレアチニンが基準値よりも高い場合は、腎臓機能の低下が疑われます。

尿酸

血液検査によって尿酸値が分ります。
尿酸の蓄積は痛風の発症と密接に関わっていますので、尿酸値が高い人、年々尿酸値が高く練ってきている人は、食生活やビールの量に注意しましょう。

コレステロール

コレステロールには善玉と悪玉があります。
HDLコレステロールが善玉、LDLコレステロールが悪玉です。
つまり、HDLは高く、LDLを低く抑えるというのが重要になります。
検診で『コレステロールが高い』といわれた人は、悪玉であるLDLコレステロールが高いということになります。

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

HbA1cは糖尿病を診断するための指標です。
糖尿病の診断のためには血糖値のみならずHbA1cの値が重要になります。

Hb(ヘモグロビン)

Hbという検査項目が示すのは貧血の有無です。
Hbが低い場合には貧血傾向が疑われます。

血液検査は有用な検査方法のひとつ

血液検査だけで分かる情報はたくさんあります。
採血が必要な検査ですので、血液検査は嫌だという人も多いでしょうが、体の状態を客観的に把握するための重要な検査方法です。
健康診断の血液検査で異常が見つかったという人は、そのままにせず、できるだけ早く、より精密な検査をうけるようにしましょう。
血液検査や健康診断によって病気を早期に発見し、早期治療につなげることがとても重要です。

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