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高血圧と食事の関係を徹底調査!高血圧対策にはこんな食事!

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代表的な生活習慣病である高血圧(高血圧症)は、不規則な生活習慣が引き金となって発症するケースが大半を占めています。
食生活や運動不足、不眠やストレスなど、日々の生活習慣によって、慢性的な血圧上昇が引き起こされます。
特に『食生活』が血圧に与える影響は大きく、高血圧対策のためには、バランスの良い食事がかかせません
そこで今回は、高血圧と食生活の関係を解説しながら、高血圧対策となる具体的な食事を紹介します。

そもそも高血圧ってどんな病気?

血圧とは、血管の中を流れる血液が血管の壁に与える圧力のことです。
運動すると血圧は高くなり、安静時には低くなります。
このように、日々血圧は自動的に調節されるのですが、なんらかの原因によって、安静時にも血圧が高い状態が継続するようになると、高血圧と診断されます。
具体的には『収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg以上または拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上』の状態が高血圧であり、安静時の血圧をこの基準内に抑えていくことが目標となります。

高血圧には自覚症状がない

高血圧と診断される大半の人は自覚症状がありません。
高血圧になったとしても、患者自身が体調の異変を感じることはありません。
*)場合によっては、めまいやふらつき、頭痛などの症状がおこることもあります
そのため、たとえ高血圧と診断されても、生活習慣を改善することなく日々の生活を送ってしまうという人も多いです。
しかし、自覚症状がないからといって高血圧を放置しておけば、全身の血管は徐々にダメージを受け、脳卒中や心筋梗塞といった恐ろしい病気を誘発する可能性があります。
そんな高血圧を未然に予防し、治療するためには、生活習慣の改善が必須です

高血圧と食事の関係

『減塩』という言葉を耳にしたことがある人は多いと思います。
塩に含まれるナトリウムという物質には、血圧を上げる作用があるため、塩を減らした『減塩食』は高血圧の対策になるのです。
このように、高血圧と食生活には密接な関係があり、高血圧を防ぐためには食生活の見直しが必須なのです。

高血圧対策で注意すべき食事のポイント

ではここからは、高血圧対策となる、より具体的な食事のポイントを紹介していきます。
自分の食生活と照らし合わせながらご覧ください。

食塩のとり過ぎに注意

なんと言っても『減塩』です。
食塩をとり過ぎることで、血液中にナトリウムが多くなります。
すると体は自動的に水分を蓄え、ナトリウム濃度を調節しよう(血液中のナトリウムを薄めよう)とします。
この作用によって全身の血流は激しくなり、結果的に血圧が上がります。
これが食塩によって血圧が上がるメカニズムです。
そのため、食塩を減らした食事を心がける必要があります。
具体的には『1日あたり6g未満』の食塩量が推奨されています。
*)高血圧症ではない健常成人の目標値は1日男性8g、女性7g以下です
塩そのものを減らすことはもちろんのこと、醤油やソースなどの調味料にもたくさんの塩分が含まれていますので注意が必要です。

高カロリーに注意

肥満は血圧の上昇に影響します。
減塩のためにと、砂糖をたっぷり含んだお菓子を食べてしまっては本末転倒です。
糖分だけではなく、揚げ物などに含まれる油や脂肪にも注意です。
オーバーカロリーにならないように気をつけましょう。

標準体重を参考に!

具体的な目標体重としては、標準体重を参考にしましょう。
『標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22』
この計算式で標準体重を算出することが出来ますので、現在のご自身の体重と見比べてみましょう。

飲酒はどうなの?

アルコールには血圧を上昇させる作用があるため、過剰な飲酒はもちろんダメです。
しかし、高血圧とは上手に付き合っていくことが大切であるため、自分にとって適切な量のお酒を把握することが大切です。
まずは医師や栄養士と相談してみましょう。

一歩ずつ食生活の改善を心がけましょう

毎日の食事が健康な体をつくります。
検診前の数日間ダイエットをしたり、1週間だけ断酒をするのではなく、無理のない範囲で毎日コツコツ規則正しい食生活を継続することが重要です
食事は、高血圧だけではなく様々な生活習慣病に関連していますので、ぜひ一度時間を作って日々の献立を見直してみましょう。

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